ありがとうのページ (平成31・令和元年度 2019年4月~2020年3月)
1/25(祝) 源流のつどい「御船の滝氷瀑ツアー」
 今年は記録的な暖冬で、凍ることはありませんでした。通常、冬には観察できない生き物の観察などを通して、どのくらい暖冬なのかを参加者のみなさんと実感!滝が凍らなかった分、ハイキングから帰った後のバーベキュー、ビンゴゲームで川上村の冬を満喫しました。ご参加のみなさま、行事運営を手伝っていただいた源流人会ボランティアのみなさま、お迎えいただいた井光のみなさまに感謝申し上げます。
元旦 2020年あけましておめでとうございます
 あけましておめでとうございます。森と水の源流館(公益財団法人 吉野川紀の川源流物語)の年賀状を今年はあえて、12年前と同じ素材にしました。比べてみると時を経ても、ぶれることのない一本の筋道と時をかけて、それをたどりながら進化、深化していることが確認できます。そして本年も、新年早々から学校の先生方にお集まりいただき授業づくりセミナーの実践報告会を川上村で行っていただきます。多くの回りの方々によって進み、深めていただいていることを実感します。みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。
11/23(祝) 源流学の森づくりボランティア
 この夏の暑さが後を引いていたのか、例年より紅葉が遅いように感じていましたが、11月も半ばを過ぎて寒くなってきました。それでも、作業していると汗ばんできます。この日は人工林で、以前に間伐した木材の穂先や枝を適当な長さに切り、土砂が流れ出すのを防ぐ“土留め”に積んだり、作業用の歩道を付けたりしました。当館の源流人会会員さんで、作業経験のある方が、初めての参加者の方に教える場面もあります。そして、森づくりの仲間が増えるといいなと思います。ご参加の6名の皆様、ありがとうございました。
11/2(土) 水源地の森ツアー
 直前の台風の影響で、いつものコースではなく明神の滝をめぐる等の特別コースで実施しました。当日は天候に恵まれ、秋の源流を楽しく満喫しました。ご参加のみなさま、お手伝いいただいた源流人会ボランティアのみなさん、ありがとうございました。
9/28(土) 未来への風景づくり見本園草刈り体験ボランティア
 白屋で森と水の源流館が管理する“未来への風景づくり見本園”にて、草刈り作業などを行いました。見本園内に生えたアカメガシワなど自生のパイオニア種の樹木は日陰を作るために適度に残すなど、工夫しながら作業しました。終了後、白屋地区の散策を行い、生き物の観察や外来種植物の駆除を行いました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。
7~8月 かわかみ遊水フェスタ
 企画展「あの頃の夏休み」ともあわせて、羽子づくり、竹かっぽづくり、お手玉づくり、木の昆虫づくり、絵日記を描こう、木のミニカーづくり、空気でっぽうづくり、竹とんぼづくりなどのワークショップを実施しました。大人にとって昔懐かしいおもちゃも子供には目新しいものかもしれません。自分で材料を切ったり、縫ったり、磨いたり、家族や友達と協力しながら一生懸命に作られていました。初めての体験でしたが、上手にできたでしょうか。お家に帰っても楽しく遊んでくださると嬉しいです。
8/4(土) 吉野川紀の川しらべ隊「水生生物をしらべよう」
TOYOTA SOCIAL FES!! Presents ~吉野川環境保全プログラム~きれいな吉野川を未来に残そう
共催:奈良新聞社 協賛:TOYOTA

 谷幸三先生の指導の下、参加者は音無川で生きものを採集し、その生き物の種類を調べることで水のきれいさを調べました。採集された生き物については、谷先生からの詳しい説明が行われました。拠点としていた四阿の屋根に生えているコケを収穫し、せっせと巣穴に運んでいるアルマンアナバチのけなげな姿が見らました。
結果 <午前> <午後>
河川名 (調査地点) 音無川 (蜻蛉の滝・あきつ橋)
時刻 10:30~11:00 14:00~14:30
天候
水温/気温 27.0℃/33.0℃ (10:30時点) 27.0℃/33.0℃ (14:00時点)
調査地点のまわり 渓谷
川岸の状態 右岸:護岸 左岸:スギ林
川幅 8~10m
調査場所 瀬(岸寄り)
川底の状態 砂・石
流れの速さ 速い
水深 10~40cm
濁り
臭い
ゴミ
きれいな水にすむ生き物 15種
フタスジモンカゲロウ(3)・オジロサナエ(1)・アサヒナカワトンボ(5)・クロサナエ(2)・フタツメカワゲラ(1)・ナベブタムシ(2)・シマアメンボ(2)・モンキマメゲンゴロウ(5)・ヘビトンボ(1)・ニンギョウトビケラ(3)・ヒゲナガカワトビケラ(1)・カジカガエル(成体・幼体、多)・サワガニ(3)・カワヨシノボリ(多)・アブラハヤ(多)
ややきれいな水にすむ生き物 5種
ダビドサナエ(10)・オオアメンボ(1)・タイリククロスジヘビトンボ(4)・カワニナ(3)・カワムツ(5)
汚れた水にすむ生き物 2種
ガガンボ(幼虫)
とても汚れた水にすむ生き物 0種
目につく生き物 スギ・クサギ・イロハモミジ・タラノキ・グンバイナズナ・ヤブガラシ・ツユクサ・コオニヤンマ・アブラゼミ(抜殻)・ヒグラシ・エダナナフシ
7/13(土) 吉野川紀の川しらべ隊「夏の虫をしらべよう」
協力:一般社団法人かわかみらいふ
 北和田のふれあいセンターから白川渡へかけての舗装道路で夏の虫観察会を実施しました。生憎の天気となりましたが、ハナバチの仲間がマンネングサで吸蜜する姿や塩ビ管の中から普段は滅多に目にする機会のないシロマダラ(蛇)が見つかる等、参加者からは「舗装道路でも周りの環境をしっかり見れば、こんなにも生き物がみつかることに驚いた」との感想がありました。
結果
場所 川上村北和田
観察した生物 コアシナガバチ・コクワガタ・ルリチュウレンジハバチ・キタキチョウ・クロアゲハ・キマワリ・セマダラコガネ・ルリジガバチ・モンシロチョウ・オオマルハナバチ
5/6(祝) 吉野川紀の川しらべ隊「吉野山のコケをしらべよう」
 環境省吉野自然保護官事務所の協力で16人の参加者のみなさんと一緒に吉野山観光駐車場から金峯山寺までの間のコケを調べました。小さなコケを観察したため、ほとんど駐車場から動けずに最後は大急ぎで観察しました。16種類のコケ植物の他、3種類の地衣類を観察しました。植物の研究者でもあまり見たことがないといわれるツノゴケのなかま(ニワツノゴケ)も観察されて盛り上がりました。ご参加のみなさまありがとうございました。
結果
場所 吉野町吉野山
観察したコケ植物 16種
苔類 フルノコゴケ・ジンガサゴケ
蘚類 ナミガタタチゴケ・トサカホウオウゴケ・ハリガネゴケ・コツボゴケ、コバノチョウチンゴケ・ヤノネゴケ・ノミハニワゴケ・ケカガミゴケ・サヤゴケ・カラフトキンモウゴケ・ヒジキゴケ・ネズミノオゴケ・コクシノハゴケ
ツノゴケ類 ニワツノゴケ
コケ植物以外 地衣類など ウメノキゴケ・マツゲゴケ・アカサルオガセ
4/27(土) 源流学の森づくりボランティア
 まさかの昨年に引き続き雨上がりの作業となりました。午前は森の見回りを兼ねて山菜を採りました。昔は子供の手伝いだったそうです。ここにも山の暮らしの中で受け継がれてきた知恵や工夫があり、それらを知ることもこの活動の大切な一つです。そして、午後は以前に間伐し、自然乾燥させた木材を運び出し、橋を修理しました。狭い場所のため全員そろっての作業はできませんでしたが、分担・交代しながら源流人会の皆様に頑張っていただきました。ありがとうございます。
4/21(日) 水源地の森ツアー
 新緑もはじまったばかりの水源地の森は、ミソサザイからオオルリのさえずりへと移り、鳥たちは初夏を告げていました。植物は、里では葉桜になっていたヤマザクラの花がちょうど見ごろでした。森の息吹を感じながら、参加者のみなさんと森とのつながりを感じる1日となりました。ご参加のみなさま、ボランティアで支えてくださった源流人会のみなさまありがとうございました。