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吉野川源流―水源地の森

三之公天然林は、奈良県の南東部にある大台ケ原に連なる台高山脈を源として和歌山県に流れる吉野川・紀の川の源流部にあります。 天然林というのは、まったく人が手を加えていないか、もしくは長い間人の入った痕跡のない森林のことを言います。川上村の面積の約90%は山林ですが、天然林はその約30%にしか過ぎません。 標高が480mから1,050mとかなり高低差があり、ブナ、モミ、ツガ、トガサワラをはじめ、貴重な樹木が自然の成長、交代を繰り返しています。特にトガサワラは、紀伊半島中南部と高知県東部にしか分布しておらず、「生きた化石植物」と呼ばれています。近くに国の天然記念物に指定されている「トガサワラ原始林」があります。

『「吉野川源流―水源地の森」環境保全のためのガイドブック』

 

「吉野川源流-水源地の森」概要

位置 川上村大字神之谷字三之公
購入年 1999~2002年
面積 743.4ha
費用 約10億円
財源 地域環境保全林整備事業債・辺地対策事業債

 

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